研究課題
基盤研究(C)
これまで10の20乗電子ボルト程度の超高エネルギー宇宙線(UHECR)が観測されているが、どのように加速され、どこから来たかは未だに宇宙物理学の謎である。それを解明する上で質量組成は重要な情報である。宇宙線の空気シャワー観測では、主に大気蛍光望遠鏡による大気中の縦方向発達から質量組成の情報を得ているが、その稼働率は10%程度しかない。そこで本研究では、稼働率が100%に近く、統計的に有利な地表粒子検出器で観測したUHECRデータに対して、深層学習を活用して質量組成を識別する方法を確立することを目的とする。