還元的原始地球大気海洋系の進化

• 研究課題/領域番号: 24K07110
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分17010:宇宙惑星科学関連
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 倉本 圭 北海道大学, 理学研究院, 教授 (50311519)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 原始地球 / 原始大気 / 原始海洋 / 光化学反応 / 化学進化

研究開始時の研究の概要

水素散逸と光化学過程に駆動される富水素原始地球大気の進化モデルに、原始海洋との化学的相互作用を組み込み、原始大気海洋の組成進化と、生命前駆有機物質の生成場としての原始大気-海洋系の役割を、理論的・数値的に解明することを目的とする。原始大気中での多様な有機物の生成と、それらの原始海洋への降下溶解、海洋における高分子量有機物生成を数値モデル化し、還元的原始大気海洋系の進化をシミュレートする。現在の揮発性物質の存在度や同位体組成と調和的な原始大気海洋系の進化経路を求め、地球表層での有機物堆積層の形成や海洋中での水溶性有機物合成が、大気化学過程とともに前生命的化学進化に果たした役割を解明する。