研究課題
基盤研究(C)
緯度方向に~100km離れた2つの地上磁力計のデータのみから、磁気圏(地球近傍の宇宙空間)でのプラズマの密度を地上緯度の連続関数として求める方法を開発する。また、磁力線共鳴幅(地球磁力線が振動するエネルギーが電離層で吸収される割合を示す)を地上緯度の連続関数として求める方法も開発する。現在動いている地上磁力計の数は1000のオーダーなので、緯度経度の地上2次元分布も調査出来る。そこで、上記の方法を多数の地上磁力計ペアに適用し、磁気圏プラズマ密度の3次元空間分布とその時間変化、及び共鳴幅の電離層上2次元空間分布とその時間変化を追跡する。特に磁気嵐等の擾乱時の時間空間変化を明らかにする。