研究課題
基盤研究(C)
化石の獣脚類において前後軸にそって神経孔の断面積の測定することで、そこを通っていた脊髄の大きさの相対的な変化パターンを明らかにする。このパターンは、脊髄神経の支配する四肢の筋肉の発達程度と相関するため、このようなデータを獣脚類の系統進化に沿って追跡することにより、現在の鳥類で見られる前肢の羽ばたきによる飛行や膝の曲げ伸ばしによる陸上歩行という、その他の爬虫類と異なる移動様式の進化過程を明らかにする。