研究課題
基盤研究(C)
軟骨再生において生体外で作製する再生軟骨の形状を複雑な3次元形態を有する移植部位に適合させることで治療効果の増大が期待される.本研究では,軟骨細胞/アルギン酸マイクロファイバーを編み構造としたセルファブリックと3Dプリンターで組織形状を再現した成形型を用いた軟骨組織の3次元再生誘導技術を開発する.軟骨細胞を配列させたアルギン酸マイクロファイバーをバイアス編み構造とすることで,セルファブリックの成形性に関わる伸縮性の向上と細胞播種密度の制御を可能とする.さらに編み構造とすることでマイクロファイバー間への培養液供給を促し細胞活性の長期維持を可能とする.