ひずみ誘起マルテンサイトを導入したステンレス鋼溶接金属の水素脆性評価

• 研究課題/領域番号: 24K07226
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分18010:材料力学および機械材料関連
• 研究機関: 国立研究開発法人物質・材料研究機構
• 研究代表者: 村瀬 義治 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究センター, 主任研究員 (10354193)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 水素脆性評価 / 汎用ステンレス鋼溶接金属 / ひずみ誘起マルテンサイト / 陰極水素チャージ / 透過水素モニタリング

研究開始時の研究の概要

本研究では、安心・安全で経済自立性を有する水素供給インフラの構築に向け、汎用ステンレス鋼溶接部にひずみ誘起マルテンサイトを導入した溶接金属の水素脆性評価を行う。このため、冷間加工したSUS308溶接金属についてSKPFM（走査型ケルビンプローブ・フォース顕微鏡）によるナノ・ミクロスケール水素マッピング、EBSD（電子線後方散乱回折法）による結晶構造解析ならびにEDS（エネルギー分散型X線分光法）による元素分析を組み合わせたマルチモーダル解析を行い、水素脆性機構の検討を行うとともに、耐水素脆性に優れた汎用ステンレス鋼溶接設計技術指針を得る。