分子間結合状態に着目した低剛性極性エラストマーの高性能室温切削の実現

• 研究課題/領域番号: 24K07250
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分18020:加工学および生産工学関連
• 研究機関: 横浜国立大学
• 研究代表者: 篠塚 淳 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (30282841)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 切削 / 極性エラストマー / 水素結合 / 分子間結合 / 被削性

研究開始時の研究の概要

低剛性の極性エラストマーを室温下で金属材料と同じ形式で切削しようとしても良好な切削は実現できない．これは，材料が非圧縮性であること，さらに材料が他の極性分子と容易に水素結合する極性高分子で構成されていることに依る．このため，本材料を室温下で良好な切削を実現するためには，本材料に特化した円滑な切りくず生成法を創造する必要がある．本研究は，被削材と工具との水素結合を抑制し，量子力学的な化学反応を援用することで刃先点と接触する被削材表面の高分子の結合状態を迅速に改質することで，室温下でも低剛性極性エラストマーを良好に切削できるようにすることを目的とする．