研究課題
基盤研究(C)
本研究では,連続微細溝を有する金属製培養面を加工するとともに,その表面で細胞培養実験も行うことで,配向性を有する細胞シートの高効率/高品位生産手法を確立する.先端径数十ミクロンの多結晶ダイヤモンド工具を用いて,細胞サイズかつ鏡面レベルの連続微細溝を金属系生体材料であるCoCr合金表面に創製する.さらに,創成した連続微細溝の凹形状(曲率と深さ)を変化させることで細胞の挙動や配向性を制御できるのか細胞培養実験を行うことで検証する.開発した細胞配向性制御可能な金属製細胞培養器は,培養肉製造のみならず,再生医療にも幅広く使用される細胞シート開発に適用できる.