研究課題
基盤研究(C)
バラの花びらに見られる付着性撥水表面は、マイクロオーダーの凸部にナノオーダーのパターンが形成されており人工的に作製するのが難しい。この付着性撥水表面を作製する方法として直径100nm未満の針状構造が密に並んだモスアイ構造をナノインプリントリソグラフィで作製し、その表面にマイクロオーダーの窪みを後から形成することで付着性撥水となることを見出した。この手法を用いると、付着性撥水になる部分と撥水になる部分をパターニングすることができるため、付着性撥水部分を等間隔で作製することで、水滴アレイが形成できると考えている。本研究では高効率な付着性撥水表面の作製方法を開発し、水滴制御デバイスへ応用する。