研究課題
基盤研究(C)
デザインにおいて,対象の力学的側面を直感的に評価する能力を力学的感性と呼ぶことが提唱されている.しかしながら,この能力の説明の多くは,属人性が強調された方法論的記述にとどまっている.本研究では,人が構造内部の力学的負荷の分布パターンを「力の流れ」として直感的に把握している可能性に注目し,深層学習によって構造形態の力学的特徴を見出す普遍的な力学的感性を獲得する.次に様々な構造形態に対する選好と普遍的力学的感性による評価との差に基づいて,優れた力学的感性に関する考察を行う.