研究課題
基盤研究(C)
本研究では,内部流れの診断に対してはノズル外表面温度を用いる.ノズルの上流から出口まで赤外線(IR)カメラや熱電対で測定した外表面温度を元に内部のガス流動状態(マッハ数,速度,温度,圧力)を診断する.これはノズル出口近傍を除いて現在でも誤差±5%以内でマッハ数分布を診断可能である.この手法をノズル出口近傍と噴流部に拡張するために,流体音を機械学習により解析した結果から,境界層のはく離状態や衝撃波を含む噴流の膨張形態を診断する.対象とする流速はマッハ数0.3程度~超音速とする.内部流動のマッハ数の目標診断精度はノズル出口まで誤差±5%以内,噴流形態の機械学習による目標判定精度は95%以上とする.