研究課題
基盤研究(C)
固体高分子燃料電池の性能向上には蒸気・凝縮水の輸送メカニズムを解明する必要がある。そのためには蒸気・凝縮水分布および温度をマイクロスケールで計測可能な、今までにない計測システムが必要である。そこで、本研究ではマイクロ3Dプリンティング技術により光学的にアクセス可能なガス拡散層を作製し、赤外吸収イメージング法を用いた非接触で微細な温度計測を可能とするシステムを構築する。これにより凝縮水分布および温度を同時計測する。また、構築した計測システムと申請者が独自に開発してきた電池内の2相流シミュレーションを組合せ、凝縮水の生成メカニズムに迫る。