ファンデルワールス界面における熱流・電流・熱起電力の相関

• 研究課題/領域番号: 24K07342
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分19020:熱工学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人産業技術総合研究所
• 研究代表者: 上治 寛 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (50828647)
• 研究分担者: 柳 和宏 東京都立大学, 理学研究科, 教授 (30415757)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 時間領域サーモリフレクタンス / 遷移金属ダイカルコゲナイド / 熱起電力 / 低温測定

研究開始時の研究の概要

ファンデルワールス界面(vdW界面)をもつ薄膜の輸送特性を理解・制御することは、エネルギーの有効活用の観点から重要である。特に、人為的に積層した原子層物質により形成されるvdW界面は格子不整合性により顕著な断熱性を示すため、高性能な熱電変換に繋がる可能性を秘めている。しかし、断熱性を示す界面での、熱電変換に重要な電気伝導ならびに熱起電力特性は明らかにされていない。そこで本研究では、金を温度計かつ熱変換器とした時間領域サーモリフレクタンス法による熱・電気輸送の評価技術を発展させ、vdW界面の熱伝導・電気伝導・熱起電力の関係を測定し、理論予想と比較して理解を深める。