研究課題
基盤研究(C)
ジュール・トムソン(JT)冷凍機は、流れに抵抗を生じさせる流路を通して流体を等エンタルピー膨張させ、生じる温度変化を利用している。流路として、細孔や絞り弁など幾何形状として短いものが使用されることが多い。これに対し、長い細管などで生じる圧力損失に伴い連続的に発生する分散JT効果が注目されている。本研究では、分散JT効果を利用したマイクロチャンネル熱交換器を試作しJT冷凍機に組み込む。そして、動作特性への寄与を明らかにしJT冷凍機の特性向上を目指す。実験では動作流体としてヘリウムを用いる。