研究課題
基盤研究(C)
本研究では,ヒトの肌での触れ合いにおける相互作用性に着目したダイナミクスの計測と再現を通じて,ヒトらしく触れることを可能とするタッチロボットの実現を目指す.多種多点同時計測システムを構築し,相互作用性を考慮した動作生成モデルを構築する.生成動作はロボットアームにより再現し,ヒトらしさの評価および感性的評価を通じて,ヒトらしい触れ方の設計に有効な特徴量を特定するとともに,ヒトらしいタッチが与える副次的効果を明らかにする.また,ソフトロボットハンドを用いてヒトらしさの機序を構成論的に調査する課題を設けることで,今後の発展的な課題につながる新たな洞察を得ることを目指す.