研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、力制御速応性の理論限界を解明するとともに、機械共振振動を抑制しつつ最短時間で所望のトルクに追従可能な「直接ねじれトルク制御」、およびトルクの時間微分の瞬時値を直接検出できる「トルク微分センサ」を新たな力制御の礎として築く。新たに提案する直接ねじれトルク制御では、制振しつつねじれトルクが最速で整定する電圧ベクトルを逐次探索して直接インバータを駆動し、力制御器を限界までハイゲイン化する。それに加えて、トルク微分センサについても新たに開発し、ねじれトルク微分値の直接検出が可能となり、現時点で人類が手にできる最速の力制御系を構築する。