研究課題
基盤研究(C)
次世代の電気推進旅客機へ向けた軽量・高効率な超伝導回転機を実現するため、超伝導電機子における大電流容量化を達成する転位構成の体系的な理論構築とその実証実験を実施する。大電流容量化のためには超伝導素線を複数並列にする必要があるが、単純に並列化しただけでは素線間電流の「偏流」のため大電流容量化が困難である。この偏流の問題を解決するために、巻き線時に素線の位置を入れ替える転位技術を開発する。超伝導回転機の応用上必要となる三相超伝導電機子巻き線に転位技術を導入し、実用化に向けての設計基盤を確立する。