研究課題
基盤研究(C)
申請者は,高速移動環境下で撮影時に生じるモーションブラーに対し,透明キューブの回転による光軸制御で対象を追従することで鮮明な画像を得てきたが,露光時間効率と精度のトレードオフや対応速度が課題であった.本研究では,透明多角柱の回転動作を用い,スネルの法則に基づく偶数角数の多角柱の厚みと屈折率による出射光の位置変化を利用して対象の追従を行う.回転中は光軸移動量の変化が一定であるため,高効率と高精度を両立する.相対距離において時速100kmで0.2mmの撮像分解能が見込まれ,高速道路の点検での活用が期待される.