研究課題
基盤研究(C)
これまでの制御システムの緊急時対応技術はフェイルセーフの考え方に基づいているが、自動車の自動運転レベル4のように、今後はフェイルソフトの考え方に基づく緊急時対応技術が必要となる。しかし、その学術的研究がなされていないため、国際規格に文献等の記載が無く、製造物責任や国際規格上、製造者に義務付けられている製品の安全性評価が現状、困難となっている。本研究では、工業製品・生産現場の制御システムの緊急時対応に関して、フェイルソフトの考え方に基づいた稼働状態の移行過程の設計手法を確立する。さらにそれを組み込んだ緊急時対応技術を世界に先駆けて確立して、将来、国際規格に反映させることを目的とする。