研究課題
基盤研究(C)
産業上、第5世代移動通信システムは6 GHz以下/28 GHz帯付近、また、先進運転技術システム搭載自動車は76/79 GHz帯を活用している。さらに、第6世代移動体通信は、より高い100GHz以上の周波数帯利用も検討され始めた。しかし、回路設計や材料開発の基盤技術となる高精度材料計測技術は、この趨勢に追いついていない。本研究では、サブテラヘルツ波帯(100 ~ 300 GHz)を含めた高感度かつ高精度な計測を実現するため、その基盤要素技術として、低損失材料評価用空洞共振器を開発する。本研究は日本が優位性を有する高周波設計技術のみならず、同様に優位な誘電体材料の開発にも展開できると期待できる。