研究課題
基盤研究(C)
高度情報化社会の実現において光パケット伝送技術は不可欠な基盤技術で、高機能で柔軟な通信システム構築には伝送距離の長延化ならびに通信装置の低電力化は重要な課題である。本研究は光パケット伝送における伝送距離の電力効率を10倍以上改善することを目標とするもので、これまでに開発した光パケット対応技術に独自の送受協調型ディジタル制御技術を組み込むことにより達成する。具体的には、光リンク距離に応じた最適電力と波形改善が行えるように送受間で協調したディジタル制御技術を考案し、①振幅・利得制御、②波形制御に適用する。回路シミュレーションならびに、コア回路の集積回路化と制御回路をFPGAを用いて動作検証を行う。