研究課題
基盤研究(C)
IoTの認証を低エネルギー・高速・高安全性で実現するために、ストロングPUFと真乱数発生回路TRNGによる確率論的レスポンス認証を研究する。ストロングPUFはチップ固有静的乱数を生成するもので、自身で無尽蔵のチェレンジレスポンスペアを生成することから暗号レス軽量認証が期待されるが、攻撃耐性が課題である。本研究では、TRNGの動的乱数でレスポンスを確率的に変化して、ストロングPUFの攻撃耐性に加えて二重の安全性を確保する。更に、PUFと暗号を用いた従来方式を凌ぐ高速・低エネルギーを実現する。本研究はストロングPUFとTRNGによる広義の暗号レス軽量セキュリティシステム構築の技術基盤となる。