研究課題
基盤研究(C)
ナノピクセル導波路は、光導波路内に配置されるナノピクセルにボイド有無を指定し、非常に高度な超多重光干渉現象を生じさせるもので、これまで比較的実現が困難だった光集積偏波回転子、非対称光分岐等が報告されている。しかしながら、物理現象としては、その超多重光干渉の本質的な現象解明がなされていなかった。そこで、本研究は、数値解析によりナノピクセル導波路のボイド配置状態と超多重光干渉との関係を明らかにすることで、ナノピクセル導波路における本質的な光干渉現象を解明し、動作理論を確立する。また、理論解析に基づき、実際に光集積デバイスを試作・動作評価し、理論解析及び動作理論の有用性を検証する。