研究課題
基盤研究(C)
本研究では、光ファイバ通信用光送信器の高速化と伝送距離の長延化をめざし、複素結合回折格子を用いた変調光源を提案する。光通信システムの大容量化・高度化に伴い、光送受信器の高速化が進展する一方で、強度変調・直接検波方式においては、光ファイバの波長分散に起因する伝送距離の制限がO帯においても課題となっている。これらの課題を解決するため、高速変調特性と高い波長分散耐性を備える複素結合回折格子を用いた振幅変調レーザをシミュレーションにより検討する。今後の1.6T/3.2T級光送信器の構成要素として期待される100 Gbaud超級振幅変調光源の構成の提示を目標とする。