研究課題
基盤研究(C)
河川堤防における高透水性地盤やトンネル掘削時の湧水を生じている切羽などでは,高い動水勾配下での流速が生じており,注入による周辺地盤への影響が考えられることから,これまでの常識とは異なり,より環境に配慮した技術開発が求められている.そのため,本研究では,新たに一般廃棄物となる牡蠣殻から生成される産業副産物の“胡粉”に着目し,環境に配慮した“リサイクル”注入材の開発を目的に,粒度の調整方法及びその透水係数の低減率と注入範囲などの効果を評価する室内試験を実施することで工法の実現に向けた基盤となる成果を創出する.