研究課題
基盤研究(C)
岩盤内エネルギー貯蔵で最も問題となるのが,気密性を左右する亀裂の存在であるが,亀裂性岩盤の透水・透気係数を原位置の亀裂情報から推定する方法に関する研究は国内外を通して少ないのが現状である.また異方性を持つ亀裂性岩盤において,トンネルのような異方応力下での透水・透気特性の評価も確立していない.本研究では,亀裂性岩盤の透水・透気係数を観察可能なトンネル壁面の亀裂情報からモデル化し評価する手法の開発を行うことを目的として,深層学習(セマンティックセグメンテーション)による原位置での岩盤亀裂の抽出とモデル化手法を開発し,透水テンソル理論を基礎にして応力依存形式の透水・透気係数の推定法を定式化する.