研究課題
基盤研究(C)
都市機能誘導・居住誘導の地域となる都市中心部を対象に,超高齢化や健康寿命延伸などの新たな社会課題に対応した「居住地の質」と都市機能・生活サービスとの関係について理論的かつ実証的に学究する.その際,アクセシビリティに代表される生活サービスへの「近さ」という旧来の指標に対し,ウォーカブルという価値観を取り入れた評価方法を構築・提案し,それに基づく「居住の質」の評価を行う.これにより,施設・サービスへの物理的近さに加え,近年重要視される心情的・心理的な近さを評価し,居住者の抵抗感の少ない移動を通じたよりコンパクトで健康で暮らしやすい都市の整備方策に向けた新たな評価方法を開発する.