研究課題
基盤研究(C)
過疎地域では生活を支えているサービスの廃止や縮小に伴い,住民自らが地域の暮らしを維持するための新たな共助活動に取り組む必要性が高まっている.本研究では,住民と事業者が協働し新たな事業を創出するための参加型計画プロセスの構築を目指す.国内外のリビングラボの事例および経営学,心理学,教育学の理論に基づき,地域組織および組織内外の人材を対象として,人々の心理的欲求や行動特性から地域組織における新規事業創出の実現可能性を評価する手法の開発を試みる.さらに,協働と共創に必要な能力を測定する指標を開発したうえで,過疎地域においてリビングラボを実践し,人材育成の観点から住民参加の方法論の確立を目指す.