研究課題
基盤研究(C)
景観評価は主観性が強く,高コストであった.研究代表者は,感情次元を景観画像から推論する人工知能(AI)の推論値で,有電柱・無電柱区間での統計的有意差を確認したが,AIの評価可能な対象範囲や評価メカニズムは十分に明らかでない.また,AIによる手法の社会的受容性は想像し難い.そこで本研究は,景観評価を感情次元を学習したAIで定量化・迅速化する新手法を開発し,AIの客観化を通じて社会的受容性を明らかにし,社会実装や実行性・実効性に関わる課題を明確にする.本研究の成果は,地域社会の価値・資源の理解・再発見,景観形成の当事者としての意識の醸成,景観評価の標準化に繋がる.