研究課題
基盤研究(C)
下水道管路の持つ水質自浄作用を高め、下水処理の一部を管路に担わせようという技術(管路内浄化技術)の開発をしています。下水道管路の延長の大部分を占める、各家庭につながっている管路上流末端を活用するのが鍵だと考えています。しかし、管路上流端は水質の変動が激しく、時に微生物にとって非常に過酷な水質となることも予想されます。そこで、本研究では、模擬的な実験装置をつくり、微生物を極端な温度や水質のショックにさらし、水質浄化活性(呼吸速度)への影響や、回復過程を明らかにし、管路内浄化技術の実用性を検討します。