研究課題
基盤研究(C)
本研究では,薬剤耐性菌の中でも特に重要であると考えられる第3世代セファロスポリン耐性腸内細菌(3GC-RE)とカルバペネム耐性腸内細菌(CRE)に着目し,水域における3GC-REおよびCREの存在実態を明らかにするとともに,水域から分離した3GC-REおよびCREの薬剤耐性遺伝子解析と多剤耐性の評価を行う。また,水域の3GC-REおよびCREの消長を明らかにするために,水域における3GC-REおよびCREについて,水域生態系を構成する微生物との相互作用を調べることを本研究の目的とする。これらの研究結果は,水域での薬剤耐性菌の存在実態把握や水域での薬剤耐性菌の動態解明に貢献できる。