研究課題
基盤研究(C)
排水処理工学の分野においても様々な水質センサーが開発され、瞬時にシステム内の水質状況が把握できるようになってきた。こうした背景の中、システムのAI化やIoT化の流れは加速しており、微生物情報を迅速に得るための微生物センサーの開発も望まれる。しかし、微生物解析手法の多くは核酸抽出を必要とする遺伝子工学的手法であり、結果を得るのに最低でも一日はかかることから有用な微生物センサーは今のところない。本研究では、この「核酸抽出の壁」を越えるべく、細胞壁の外側で微生物同定が可能なDNAアプタマーとこれまでの既存の遺伝子工学的手法を組み合わせた新規の微生物解析手法を開発する。