研究課題
基盤研究(C)
信頼性最適設計は,実世界では不可避である「不確かさ」を考慮する構造物の設計法であり,ますます高度化する設計要求に答えるために不可欠な枠組みであると言える.また,トポロジー最適化は,自由度が大きい最適設計の方法論であり,所望の性能を最大限に高めるための設計法として重要である.しかし,この二つを組合せた最適設計問題において,計算コストなどの観点から,大規模な問題や非線形性の強い条件を扱うことは,容易ではない.この研究課題では,双対性とよばれる最適化の基礎をなす理論と,加速法とよばれる最適化の解法の効率化を両輪として,この問題に対する新しい解法を開発することを目指す.