研究課題
基盤研究(C)
木材は、太陽光・雨水・熱などといった気象劣化により「痩せ」が生じる。木材に痩せが生じることで、伝統木造建物の接合部を留めている栓や楔が抵抗しなくなったり、柱と梁の接合部がゆるんだり、断面欠損によって部材自身の耐力が低下したりすることが考えられる。本研究では、木材の痩せが伝統木造住宅の耐震性能に及ぼす影響を調査や実験に基づいて分析し、木材の痩せを耐震性能評価で考慮する必要性や評価法について検討する。