研究課題
基盤研究(C)
押出し方式の3Dプリンティングを建設工事に適用する場合、プリンティング材料に対しては、フレッシュ時の基本性能として、押出し性、自立性、閉塞抵抗性の3つの性能が要求される。一方で、現状では、どのような3Dプリンターにも適用可能な汎用的なプリンティング材料は存在しない。そこで、本研究では、使用する3Dプリンターに合わせて上記の3つのフレッシュ時の基本性能を最適化できるようなプリンティングモルタルの体系的な調合設計法を構築するための検討を行う。また、これら3つの基本性能の評価方法を確立するための検討や、高いチクソトロピー性と水和促進に伴う急硬性を兼ね備えたプリンティングモルタルの開発などに取り組む。