研究課題
基盤研究(C)
本研究は,島嶼塩害環境下における合理的な鉄筋コンクリート構造物の塩害環境予測・評価を行うために,周辺地形や気象条件,部材毎の雨掛かり環境を取り入れたデジタルツインモデルを構築するとともに,AIや数値解析を連携させた塩害環境予測手法を開発する。本研究の最大の特徴は,アメダス等のWeb上で誰でも簡単に取得できる長期観測された気象や波浪のビッグデータを学習することで飛来塩分を予測できるAIを構築するとともに,ドローンによる3D測量と数値シミュレーションを連携した「デジタルツイン」を構築することで,雨掛かり環境も考慮した塩害環境評価システムを開発する点である。