研究課題
基盤研究(C)
生活環境に及ぼす騒音の影響は,航空機や道路交通などの特定の騒音源に対して,それぞれ定められた指標値を用いて評価されています。一方,通常の環境には複数の騒音源が同時に存在することから,住民の視点からすれば,それらを総合騒音(環境音)と捉えた評価も同時に必要であると考えられます。ただし,総合騒音に与える特定音源の影響を評価する仕組みがないのが現状です。そこで本研究では,特定音源の一例として航空機騒音に注目して,地域全体の環境音を含むデータと航空機騒音によって暴露される時間とその大きさをパラメータにした評価モデルを構築することを大きな目的としています。