これまで外国人の居住は都心部や地方都市などが注目されてきたが、外国人就労が多業種に拡大される中ですで全国広く流入・定住が進み、外国人のいる風景は日常となっている。在留外国人の国籍、仕事の内容や定住に対する意向や定住期間などの多様化に対して、地域社会も対応していく必要があると考えられる。特に外国人の集住傾向がみられる東京近郊の郊外では、就労と居住の両面から外国人労働者を引き寄せていると考えられその実態は明らかとなっていない。本研究では地域への流入の動態的な傾向について明らかにするのと共に、外国人の就業、移住、定住の傾向と意向、地域生活の実態を把握し、その課題を明らかにすることを目的としている。
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