研究課題
基盤研究(C)
研究の結果、災害公営住宅においては近隣の知人や友人の存在など社会関係に起因するものが高齢者の「暮らしやすさ」にとって要因となっていたこと、「暮らしやすくなった」理由としては「近隣住民と交流が生まれ、助け合いができるようになった」」など新たな社会関係を築くことができたこと、そのきっかけとして、集会所で開催されるお茶っこやイベントへの参加が重要であった。災害公営住宅住民と周辺地区住民の関係という点で顕著な違いが見られる3つの災害公営住宅を対象として、災害公営住宅住民と周辺地区住民との交流が生まれた経緯、集会所の利用状況の違い災害公営住宅の自治会と周辺地区町内会との関係等の点について明らかにする。