研究課題
基盤研究(C)
2018年4月に国際海事機関によって採択された「GHG削減戦略」に伴い、長距離航路船舶では、液化水素より体積当たりの水素密度が大きい液化アンモニアを積載し燃料として利用する機関の開発が期待されている。一方、アンモニアは、従来利用されている化石燃料と比べて着火温度が高く燃焼速度が遅い特性を持つため、船舶搭載の発電用副室式予混合ガス機関においてアンモニアガスを燃料として利用するためには、その副室の着火・燃焼性を改善することが有用となる。そこで、本研究では、アンモニアガスの一部を着火・燃焼性の優れる水素ガスに改質するプラズマ技術に着目し、高周波プラズマを用いたアンモニア改質水素生成技術を開発する。