研究課題
基盤研究(C)
工場設備や通信設備などのシステムに対し、地震、暴風雨などの自然災害を少なくする点検・保全計画を立案するためのモデルと最適方策、計算アルゴリズムを提案する。具体的には、システムの振舞を表現する確率モデルを構築し、期待費用を導出する。このとき、時間の推移による状態の変化を数学的に記述するための道具である確率過程論を応用する。その後、期待費用を最小化する最適な点検・保全計画の条件、指針を数学的に分析する。この分析は、最適方策と呼ばれている。さらに、最適なモデルを選択し、モデル改善の指標を得るため、平衡費用という考え方を導入して種々検討する。