研究課題
基盤研究(C)
犯罪現場に遺留される繊維と、被疑者あるいは被害者から採取した対照繊維との異同識別は、犯罪の解決において重要な証拠となる。従来の科学捜査では繊維の外観や色調、材質に基づく識別を行っているが、屈折率については標準的検査項目となっていない。本研究では繊維試料の分散染色スペクトルの温度変化を解析することで、屈折率に基づく高精度な繊維識別を可能とする手法を開発する。