研究課題
基盤研究(C)
本研究では、点字習得が不十分である視覚障害者の移動支援を目的に、触ってわかるピクトグラムである「ユニバーサル・触知ピクトグラム」を開発する。そして、手で見る地図である「触知案内図」や触って分かる誘導サインである「触知誘導サイン」としての有効性について検討する。本研究でのポイントとなるユニバーサル・触知ピクトグラムの開発においては、表現対象名に対する平面的、そして立体的な形状や構成要素の特徴に関するイメージを視覚障害者から抽出し、触識別が容易であり、理解しやすいものにする。本研究成果により、触知案内図の利用頻度を高め、触知誘導サインとの併用により、容易に目的地まで到達可能となることが期待される。