研究課題
基盤研究(C)
近年、戦争、紛争、テロなどでの化学兵器(化学剤)の使用が増加している。化学剤は容易に気化や分解が進行するため、成分の特定やその使用を裏付けるのが困難であり、被災者の治療開始に時間を要することなどが問題となっている。さらに被災現場では検体の前処理や大型分析装置を必要としない診断法が必要となる。本研究では、目視による発光色変化で診断可能な化学剤暴露検知法(化学剤分解物検出法)を開発する。