研究課題
基盤研究(C)
近年、台風被害やゲリラ豪雨等で、世界各地で河川の内水氾濫や外水氾濫等の被害が起きている。このような河川氾濫時において迅速な水防活動を行うためには、できるだけ早く浸水域を把握する必要がある。しかしながら、夜間等において、地上からでは浸水域を特定することは困難である。このため、航空機や人工衛星に搭載した合成開口レーダー(SAR)により対象領域を観測することで、浸水域を特定する試みが行われているが、未だ技術開発途上である。本研究は、国や地方自治体が実施する水防活動を支援することを目的とし、SARと地理情報等を組み合わせた浸水域抽出手法に関する研究を行うものである。