研究課題
基盤研究(C)
近年、我が国では地震、台風、竜巻、土砂崩れ等、大規模災害が多発しており、ほぼ毎年のように橋が破壊されて住民が孤立する事態が生じている。このような場合、従来は応急橋を架設して復旧活動を行っているが、架設には数日から数週間を要している。人命救助には一般に72時間以内の救出が求められるため、より短時間で架設できる必要がある。本研究は、半日以内の超短時間で架設可能な災害復旧用橋梁を開発し、実用化を目指すものであり、次の3つの特色を有する。(1)支間長20mの車道橋とする。(2)主要な材料を、市場に流通している木材とする。(3)部材接合部を簡素化する。