研究課題
基盤研究(C)
本研究では,①宇宙からの視点で土砂災害の発生履歴や地すべり等の変動が発生している場所を絞り込む.具体的には,光学センサーデータから山間部における急傾斜の裸地を検出し,合成開口レーダ(SAR)データの差分干渉SAR解析により地盤変動が発生している場所を推定する.また,②空(UAV)からの視点で写真撮影,あるいは地上からの視点で現地調査を実施し,崩壊の三次元形状の推定や地質調査を行う.①②の結果を踏まえ,③各種の地理空間情報(地形・地質・植生)と重畳しながら崩壊発生箇所の特性を分析し危険度評価を行う.これらの結果を統合し,対策構造物建設の優先順位を決定する土砂災害監視システムの開発を行う.