研究課題
基盤研究(C)
経済成長と環境保護のバランスを取るためには、持続可能なエネルギー源と高いエネルギー効率が不可欠である。熱電発電機は、通常の電源や太陽光発電設備が適していない場所(建物内、パイプライン、航空機、船舶、自動車などの重要な場所や危険な場所)で、低品位な熱エネルギーを回収することにより、これらの課題に対処し、持続可能な社会の発展を促進するための環境に優しい発電技術として役割が期待されている。本課題では、熱電発電特性を有するカーボンナノチューブ(CNT)に電子安定性を付与する超分子金属錯体と、電気伝導性を高める金属ナノ粒子を最適に設計し、これを半永久的な電子寿命を持つ高効率な熱電材料へ発展させる。