研究課題
基盤研究(C)
本研究では、金属アレルギー発症に関わるヒト由来培養細胞を利用し、複合金属材料・合金に対する金属アレルギー発症リスクのin vitro評価系の構築を目指す。これまでに、金属アレルギーの発症メカニズムついては、主としてマウスモデルによるin vivo研究が進められており、その全貌がおぼろげながら分かってきている。しかし、マウスとヒトでは免疫システムに違いがあり、ヒトの金属アレルギー発症を調べるには、ヒトモデル評価系が必要となる。本研究では細胞バンクに登録された無限増殖能を有する培養細胞を利用し、使用に関するインフォームドコンセントが不要であり、継続的かつ普遍的な金属アレルギーリスク評価を目指す。