研究課題
基盤研究(C)
今世紀における“ものづくり”を持続させつつ次世代へと繋げていくためには,これまでよりも一層の省エネルギ化,低コスト化を実現させながら生産活動を行うことが不可欠である.そのような状況の下,近年,異なる材料を適材適所に配して使う「マルチマテリアル化」が求められており,異材継手の活用も想定されるが,その実現は容易ではない.本研究では,難接合材料と他材料との異材継手の作製に関し,接合性の良い挿入材を介して低入熱状態で同時摩擦接合を行い,接合部から破断することのない良好な異材継手が作製できる接合条件を確立する.それにより,「マルチマテリアル化」が容易に実現できる低入熱同時接合技術の提案を行う.